イヌでもわかる相続税の基礎①

1相続税は、どのように計算するのか?

そもそも相続税はどのように計算するのか?会社の税金にはめっぽう詳しい社長さんでも、よく分かっていなかったり誤解している場合が多いように思われます。そりゃそうですよね。会社の税金は毎年計算しますが、相続なんて一生にそう何度もあるもんじゃないですから。

そこで、相続税の計算について、イヌでもわかるようにざっくり見ていきます。

相続税は

財産 △負債(借金)葬儀費用 △基礎控除 = 課税遺産総額(相続税の対象)

課税遺産総額 × 法定相続分 × 税率 △控除額額 = 納める税金

で計算されます。もうこの時点で、専門用語盛りだくさんでイヌでは分からなくなっていると思います・・・。でも、簡単に言っちゃうと、現金預金、株式・土地や建物など売ればお金になるものや、死亡保険金・死亡退職金などこれからお金が入ってくるものなどお金に換えることができる財産から、借入金や葬儀費用などお金を払わなければいけない負債を引いたもの、つまり正味の財産(手元に残るお金)が税金の対象になるということです。

さらにそこから基礎控除額を引きます。基礎控除額とは、税金がかからない最低のラインのようなものです。つまり、正味の財産が基礎控除額以下ならば相続税はかからないということになります。現在(平成27以降)は、3,000万円+600万円 ×法定相続人の数=基礎控除額です。つまり、相続人が3人(奥さんと子供2人)の場合は、3.000万円+600万円×3人=4,800万円が基礎控除額です。

で、ポイントとなるのが、この正味の財産から基礎控除額を引いた課税遺産総額(相続税の対象)に、それぞれの相続人ごとに法定相続分を掛けて、それに税率を掛けて計算するというところです。つまり、相続税はそれぞれの相続人ごとに計算するということです。なぜそれがポイントなのかピンとこないと思いますが、最後まで読んでもらえれば分かります!?

2もっと具体的に!

ここまで読んでもまだピンとこないと思うので具体的に見ていきましょう。

今回、亡くなった人(被相続人)は、東京太郎さん80歳・自分で株㈱東京商会という会社を経営しており10年前まで代表者でした。いまも㈱東京商会の取締役です。10年前に長男の一郎さんに会社を譲り、ゆうゆう自適な隠居生活でした。家族=相続人(財産もらう人)は、奥さんの東京花子さん(78歳)・長男の東京一郎さん(50歳)二男の東京二郎さん(47歳)です。財産は、預貯金1億円・自宅の敷地(土地)300㎡ 2億円・自宅(家屋)1,000万円・もっていた上場株式9,000万円・㈱東京商会の株式7,000万円・㈱東京商会からもらう死退職金7,000万円・生命保険の死亡保険金7,000万円の合わせて6億1,000万円です。負債は、銀行からの借入金1,000万円です。また、葬儀費用(お葬式代とお坊さんの読経料など)は200万円かかりました。

 

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